競合サイト分析とは?メリットや手順、役立つ無料ツールまでご紹介
この記事でわかること
- 競合サイト分析とは?概要や目的
- 競合サイト分析を行うメリット
- 競合サイト分析の手順
- 競合サイト分析に役立つフレームワーク
- 競合サイト分析を実施する際の注意点
- おすすめの無料競合サイト分析ツール、有料の競合サイト分析ツール
執筆者 代表取締役社長 / CEO 杉山元紀
オウンドメディアを運営するにあたり、欠かせないのが競合サイト分析です。
競合のサイトを分析し、参考にできる部分を取り入れつつ差別化を行うことで、効果的なwebサイト改善活動を行うことができます。そこでこの記事では、競合サイト分析を行うメリットや手順、注意点などを詳しくまとめて解説していきます。
最後に競合サイト分析に役立つ無料ツールもご紹介しておりますので、ぜひ最後までご確認ください。
アクセス解析についての基本は、こちらの記事で詳しく解説しておりますので、ぜひ先にご一読ください。
目次
1.競合サイト分析の概要
はじめに競合サイト分析の概要やメリットについて、確認していきましょう。
競合サイト分析の概要と目的
競合サイト分析とは、ユーザーにとって価値のあるWebサイトを構築するために、Webサイト運営上の競合となるサイトを分析する取り組みのことです。
一般的に自社サイトの効果を高めるためにはアクセス解析に取り組み、アクセス状況やコンテンツの効果などを把握することになりますが、それに加えて競合サイト分析を行うことで、より効果的な施策展開や改善に繋げられるのです。
競合サイト分析のメリット
それでは競合サイト分析を行うメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。
メリット①:競合サイトとの差分を把握できる
一つ目のメリットは、競合サイトとの差分を把握できるという点です。
競合サイト分析を行うことで、競合サイトが提供している情報を把握することができます。
競合サイト分析で把握した内容を踏まえ、自社サイトを見直すことで、まだ自社が対応できていないコンテンツを抽出することが可能です。このように競合サイトと自社サイトの差分を把握することで、その差を埋めるための施策を展開できるため、効率的に自社サイトの改善に繋げられるでしょう。
メリット②:差別化戦略を立てられる
続いて挙げられるメリットは、差別化戦略を立てられるという点です。
競合サイト分析の取り組みを通じて、競合サイトの特徴や強みを把握することもできます。
それらの情報から、競合サイトがまだ対応できていない顧客ニーズを探り出すことで、差別化するためのポイントを整理できるのです。あとは差別化ポイントを自社サイトに反映させるといったように、差別化戦略の立案と遂行にも役立つと言えるでしょう。
メリット③:競合サイトの戦略仮説を検討できる
競合サイトの戦略に対する仮説を検討できるという点もメリットとして挙げられるでしょう。
競合サイト分析を行うことで、競合サイトのターゲット顧客像やサイト上で達成したい目標といった、戦略を想定することができます。
またコンテンツの傾向から、Webサイト運用においてどういった部分に力点を置いているのかを推察し、そこから得た示唆を基に自社サイトの改善に繋げられるのです。
メリット④:効率的にSEO戦略を立てられる
メリットの最後にご紹介するのは、効率的にSEO戦略を立てられるという点です。
SEOを行うには対策キーワードの選定や、それを踏まえたコンテンツ作成など、様々な対応が必要になります。
その点、競合サイト分析を行うことで、競合サイトが対策しているキーワードとそれに対応したコンテンツを把握できるため、それらの情報を参考にすることができるのです。そのためゼロからSEO対策をするよりも、効率よくSEO戦略を立てられるでしょう。
2.競合サイト分析の手順
ここからは競合サイト分析の手順について、3つのステップに分けてご紹介します。
ステップ①:競合サイトの設定
競合サイト分析を行うには、まず分析対象となる競合サイトを設定をする必要があります。競合サイトの見つけ方としては、以下の2つの方向性が考えられるでしょう。
競合サイトの見つけ方①:ビジネス競合のWebサイト
まずはビジネス競合のWebサイトを、競合サイトとして設定する方向性が挙げられます。
自社が展開している事業や製品・サービスにおいて、競合ビジネスを展開している企業のWebサイトを競合サイトとして設定し、分析していくことになるでしょう。例えば人材派遣サービスを行っているのであれば、人材紹介や人材派遣、請負事業などを行っている企業のWebサイトが該当します。ビジネス競合のWebサイトは比較的分かりやすいため、設定にあたってそこまでの工数はかからないでしょう。
競合サイトの見つけ方②:キーワード競合のWebサイト
キーワード競合のWebサイトを、競合サイトとして設定するというのも一つの方法です。
キーワード競合とは、同じ検索キーワードで表示されるWebサイトのことを指します。
例えば自社サイトが「業務効率化 方法」といった検索キーワードに対して、Webコンテンツを表示したいと考えていたとしましょう。その場合、その検索キーワードで実際に表示されてるWebサイトを競合サイトとして設定し、分析することになるのです。
ステップ②:競合サイトを分析する
競合サイトを設定したあとは、実際に競合サイトの効果を分析します。競合サイトを分析する際は、大きく以下のポイントに分けて、様々なデータを確認していきます。
分析ポイント①:Webサイトへのアクセス状況
一つ目の分析ポイントは、Webサイトへのアクセス状況です。
具体的には以下のようなデータをチェックしていきます。
- 流入キーワード(対策キーワード)
- 各キーワードの流入数
- サイトへの流入経路
- 滞在時間
- 直帰率(Webサイトに訪問したユーザーが1ページだけ見て離脱した割合)
- ユニークユーザー数(新規訪問ユーザー数)
これらの情報をチェックすることで、競合サイトのアクセス状況を分析することができます。
特にキーワードについては、先に挙げたように「自社が対応できていないキーワードはないか」といった視点で確認していくとよいでしょう。これらの情報は実際に競合サイトを確認するだけでは把握できず、分析ツールを利用する必要があります。
分析ポイント②:Webサイトのコンテンツ
二つ目の分析ポイントは、Webサイトのコンテンツです。
競合サイトのコンテンツを確認する際は、以下のような項目を確認しましょう。
- ページタイトル
- ディスクリプション
- 構成や見出し(見出し内に利用しているキーワード含め)
- コンテンツが対策している検索キーワード
- 検索キーワードにおける表示順位
- 文字数
- 被リンク数
- ドメインオーソリティ(ドメインがどれくらい検索エンジンに評価されているか)
- ページオーソリティ(Webページがどれくらい検索エンジンに評価されているか)
これらの項目を確認することで、競合サイトが展開しているコンテンツの効果を分析することができるのです。先のアクセス状況とは異なり、ツールなどを使わなくても把握できる情報も多く、取り組みへのハードルは低いと言えるでしょう。(被リンク数やドメインオーソリティなどの把握には、ツールが必要です。)
ステップ③:自社サイトへの反映
分析のあとは、自社サイトへ反映していくステップに入ります。
ステップ②で分析したデータを踏まえつつ、参考にすべきポイントなどを抽出しましょう。
まだ自社が対策できていなかったキーワードやコンテンツがあれば、優先度をつけて順次追加していく必要があります。競合サイトが応えられていない情報ニーズがあった場合は、そのニーズに応えるコンテンツを優先的に投入するといった対応も求められるでしょう。
このように参考にできる部分は積極的に取り入れつつ、差別化点を探り、Webサイトへ反映していきましょう。
簡易的な競合サイト分析方法:SERPs分析
競合サイト分析の手順について確認いただいたところで、簡易的にできる競合サイト分析方法であるSERPs分析をご紹介します。
SERPs(Search Engine Result Pages)は、検索エンジンで検索した際に表示される検索結果ページのことです。
SERPs分析では、基本的に検索結果ページに表示される上位10サイトのタイトルや構成・見出し、文字数などをチェックします。そこで上位10サイトがどういった情報を提供しているのかをチェックしつつ、検索キーワードの意図や背景を推察するのです。
SERPs分析は特にツールなども必要なく、検索エンジンで特定のキーワードで検索を実施し、その結果を確認するだけで取り組むことができます。SERPs分析で得られた情報を基にコンテンツ追加や改善点を検討することで、効率的にWebサイトやコンテンツの改善を実施できるでしょう。
3.競合サイト分析に役立つフレームワーク
続いて競合サイト分析で得られた情報を整理する際に役立つフレームワークをご紹介します。
フレームワーク①:3C分析
一つ目にご紹介するフレームワークは3C分析です。
3C分析では、以下の3つのCに分けて情報を整理します。
- Customer(顧客)
- Competitor(競合)
- Company(自社)
競合サイト分析で得られた情報を、上記の3つのCにそれぞれ当てはめていき、円の重なり合う部分などを確認します。競合サイト分析においては「競合他社が満たしている情報ニーズ」と「誰も満たせていない情報ニーズ」に着目し、Webサイト改善のアイデアを抽出するとよいでしょう。
フレームワーク②:SWOT分析
次にご紹介するフレームワークはSWOT分析です。
SWOTは以下のマトリックスを用いて、自社の強みと弱み、機会と脅威といった情報を整理していくフレームワークとなります。
競合サイト分析で得られた情報や現在の自社サイトの強み・弱みを、上記のマトリックスに当てはめて、Webサイト改善に繋がる示唆を抽出します。内部環境における強みや弱みは、自社サイトの強み・弱みをそのまま当てはめれば問題ありません。競合サイトに関しては強みを脅威、弱みを機会として整理することで、示唆も抽出しやすくなるでしょう。
参考:【図解】SWOT分析とは?目的や実施方法、ポイントなどを徹底解説
フレームワーク③:STP分析
STP分析も競合サイト分析に役立つフレームワークとなります。
STPとは以下の3つの言葉の頭文字を取った言葉です。
- Segmentation(セグメンテーション)
- Targeting(ターゲティング)
- Positioning(ポジショニング)
STP分析は競合サイトの戦略、特にどういった顧客をターゲットとしているのかを整理する際に重宝します。競合サイトに訪れているユーザーを、年齢や性別などを基にいくつかのグループに分け(Segmentation)、その中でどのグループをターゲットとしているか(Targeting)を、コンテンツの傾向などから整理しましょう。
また同等のコンテンツを提供しているWebサイトのうち、競合サイトがどういったスタンスを取り、どういった価値を強調しているのか(Positioning)を整理することで、競合サイトの戦略を深く考察することができます。
参考:現場でも混同しがちなセグメンテーションとターゲティングの違いとは?
4.競合サイト分析を実施する際の注意点
次に競合サイト分析を行う際に注意すべき点を押さえていきましょう。
注意点①:他社サイトの模倣はしない
一つ目の注意点は他社サイトを模倣しないという点です。
競合サイトの分析を行うことで、自社サイトにはないポイントが多々見つかるでしょう。
それを参考にして自社サイトの調整を行うことは重要なことですが、競合サイトの内容をそのまま模倣してはいけません。
参考にしつつも独自の価値を盛り込むことで、自社サイトの色を上乗せする必要があるのです。SEOの観点から見てもコピーコンテンツは評価が低くなるため、留意しておきましょう。
注意点②:間接となる競合サイトも分析する
競合サイトを設定する際、どうしても製品・サービスが競合している直接競合だけに注目しがちです。しかし間接競合のWebサイトについても分析することで、より広い視点で競合サイト分析ができ、効果的なWebサイト改善に繋げられるでしょう。
間接競合とは製品・サービス自体は全く異なるものの、同じターゲット顧客に対して、同等の価値を提供している製品・サービスのことを指します。例えばスターバックスの直接的な競合としては、ドトールコーヒーなどが挙げられますが、間接競合としてはマクドナルドなどのファーストフード店や、缶コーヒーなどを販売しているコンビニなどが挙げられます。
こういった間接競合のWebサイトも漏れることなくチェックすることで、Webサイト改善に繋がる思わぬアイデアを得られる可能性もあると言えるでしょう。
注意点③:定期的に分析と改善を実施する
注意点の最後に挙げるのは、定期的に分析と改善を実施するという点です。
競合サイトも、同じく競合サイト分析を行っていることが考えられ、Webサイトも都度ブラッシュアップされている可能性が高いでしょう。そのため競合サイト分析は一度だけ実施しても意味はなく、定期的に行う必要があるのです。
定期的な競合サイト分析と自社サイト改善のサイクルを継続的に回すことで、競合サイトやユーザーのニーズ・思考が変化しても、価値のあるWebサイトとして運用し続けられるでしょう。
5.競合サイト分析にはツールがおすすめ
ここまで競合サイト分析の手順や注意点などを確認してきましたが、競合サイト分析を精度高く行いたい場合は、ツールの活用がおすすめです。
そこでここからは競合サイト分析ツールについてご紹介します。
競合サイト分析ツールとは
競合サイト分析ツールとは、競合サイトに関する情報を収集し、効率的に分析できる機能が搭載されているツールのことを指します。競合サイト分析ツールを利用することで、競合サイトに関する様々な情報を深いレベルで確認でき、競合サイト分析の精度を高めることができるでしょう。
競合サイト分析ツールには、アクセス状況がわかるものや検索順位、ドメインオーソリティなどを把握できるものなど、数多くの種類があります。無料で利用できるツールも多いため、競合サイト分析に取り組む場合は、導入することをおすすめします。
競合サイト分析ツールを導入するメリット
競合サイト分析ツールを導入するメリットとしては、以下のような点が挙げられます。
メリット①:効率よく分析できる
競合サイト分析ツールを活用することで、欲しい情報を効率よく集めることができます。
ツールによっては自動でデータを取得できるものやレポート化できるものもあるため、競合サイト分析業務全体の効率化にも繋げることができるでしょう。
メリット②:SEO精度の向上
競合サイト分析ツールを活用することで、競合サイトのSEO対策の詳細を把握でき、自社の対策内容との比較分析が実現できます。これらの分析結果を利用することで、自社単独で行うよりも、精度の高いSEO対策に取り組めるのです。
メリット③:より深いレベルでの分析が可能
流入数や対策キーワードといった情報は、競合サイトを普通に確認しているだけでは把握することはできませんが、ツールを導入することで簡単にチェックすることができます。そのためより深いレベルでの分析が実現でき、その分自社サイト改善に繋がる示唆も得やすいと言えるでしょう。
6.おすすめの無料競合サイト分析ツール
最後におすすめの競合サイト分析ツールをご紹介します。
まずは無料で利用できるツールから見ていきましょう。
競合サイトのSEO対策がわかる!SEOチェキ!
無料ツールとしてまずご紹介するのは「SEOチェキ」です。
SEOチェキは競合サイトのSEO対策状況を把握できます。例えば以下のような情報をチェックすることができるでしょう。
- 対策しているSEOキーワード
- キーワードの出現頻度
- ページの読み込み時間
- ドメイン所有者の情報の取得
- GoogleやYahoo!のインデックス数
- ソーシャルブックマークの登録数
基本的に全ての機能を無料で利用できますが、一部の機能のみ一日あたりの使用回数制限が設けられている点は注意が必要です。
競合サイトのアクセス状況がわかる!Similar Web
続いてご紹介するのは「Similar Web」です。
URLを入力するだけで、競合サイトのアクセス状況が分かります。例えば以下のような項目を把握することが可能です。
- 訪問数や滞在時間、ページビューなどのアクセス概要
- アクセス元の地域
- 訪問前や訪問後に遷移したWebサイト
- 検索流入数や主なキーワード
- 訪問ユーザーが他に訪問したWebサイトや興味のあるトピック
有料版に切り替えるとサイト比較や人気ページ分析、アプリ分析といったより広範囲な分析ができるので、状況によって利用を検討してみるとよいでしょう。
検索順位の変動や更新内容がわかる!Wayback Machine
次にご紹介するのは「Wayback Machine」です。
Wayback Machineは、過去のWebページが閲覧できるツールとなっています。競合サイトのドメインにおいて、過去にどのようなWebサイトが運営されていたのかは勿論、デザインの推移なども把握することができるのです。
また競合サイトの検索順位が上がったタイミングで、どういった更新をしたのか、といった点をWayback Machineで確認することで、自社サイト改善のヒントを得ることができます。Wayback Machineは英語版サイトしかないため、Google翻訳などを使いながら、活用するとよいでしょう。
タイトルタグや見出しがわかる!ラッコキーワード
「ラッコキーワード」も競合サイト分析に役立つツールです。
ラッコキーワードは、特定キーワードにおける上位20サイトのタイトルや見出しを簡単に抽出することができるツールとなっています。また関連ワードや共起語などの抽出もできる上、AIを用いた記事タイトルや見出しの提案機能なども利用できるため、競合サイト分析を踏まえたコンテンツ制作を効率的に進められるでしょう。
競合サイトのドメインパワーがわかる!MOZ
次にご紹介する無料ツールは「MOZ」です。
MOZは競合サイトのドメインオーソリティやページオーソリティがわかるツールとなっており、特定キーワードにおける上位表示の難易度を把握するのに役立ちます。MOZを導入し検索を行うと、検索結果表示ページにおいて、タイトルと併せて各サイトのドメインオーソリティとページオーソリティが表示されるため、簡単に確認することができるのです。
それぞれ数値が高いほど評価が高いということを示しており、もし狙っているキーワードにおいて上位サイトの平均オーソリティが高い場合は、別のキーワードに変えるなどの対応が必要になるかもしれません。
競合サイトの被リンク数がわかる!被リンクチェックツール
無料ツールの最後にご紹介するのは、「被リンクチェックツール(LYNX)」です。
被リンクチェックツール(LYNX)は、URLを入力するだけで、競合サイトの被リンク情報を分析することができます。被リンクはSEOにおいても重要な要素であり、関連度の高いWebページからの被リンクが多ければ、それだけ評価が高くなります。
そのため競合他社の被リンク状況を把握することで、競合サイトをより正しく評価でき、自社サイト改善にも繋げられると言えるでしょう。
7.おすすめの有料競合サイト分析ツール
有料の競合サイト分析ツールとしては、以下のツールがおすすめです。
自動で検索順位チェックができる!GRC
有料の競合サイト分析ツールとして、まずご紹介するのは「GRC」です。
GRCは全ての検索キーワードの順位をボタン一つで簡単に調査することができます。またGoogleとYahoo!に加え、Bingにも対応しており、より網羅的な検索順位の調査が実現できるでしょう。
無料でも利用することができますが、回数制限などが設けられているため、競合サイト分析をスムーズに行いたい場合は有料ライセンスで利用することをおすすめします。
コンテンツギャップ分析ができる!ahrefs
次にご紹介するのは「ahrefs」です。
ahrefsは被リンク数の調査を踏まえ、キーワードによる表示難易度などの把握が可能となっており、GoogleやYahoo!は勿論、YoutubeやAmazonなどの検索エンジンにも対応しています。
またサイト全体ではなく、URLやページ単位など、より細かい単位でのコンテンツギャップ分析を実現できるため、詳細な競合サイト分析に取り組むことができるでしょう。
Webサイトに加えて広告も分析できる!Keywordmap
ツールの最後にご紹介するのは、「Keywordmap」です。
Keywordmapは、検索順位のチェックや流入キーワードの調査ができる上、競合コンテンツのタイトル・見出しなどをリスト化したレポートも即時に作成できます。
また上記のようなSEO面での調査だけでなく、競合のリスティング広告戦略なども分析できるため、より多角的な分析が実現できるでしょう。
8.まとめ
今回は競合サイト分析について実施するメリットや手順、おすすめのツールまでまとめて解説してきましたが、いかがでしたか。
現代のマーケティングにおいてWebサイトは、単なる企業に関する情報を提供するだけのホームページではなく、顧客との重要なタッチポイントであり、情報発信のためのメディアでもあるのです。
顧客から求められるWebサイトにするためには、一度構築したからといってそのまま放置するのではなく、定期的にブラッシュアップし、価値を高めていかなければなりません。その上で競合サイト分析は改善点のアイデアを得るために、重要かつ有益な取り組みとなります。
ぜひこの記事を参考に競合サイト分析に取り組んでいただければ幸いです。
Strhでは競合サイト解析をはじめとした、マーケティング戦略の策定から施策の実行支援まで実績をもったコンサルタントがご支援可能です。マーケティング活動でお困りごとがございましたらまずはお気軽にお問い合わせフォームよりご連絡ください。
執筆者 代表取締役社長 / CEO 杉山元紀
大学卒業後、株式会社TBI JAPANに入社。株式会社Paykeに取締役として出向し訪日旅行者向けモバイルアプリ及び製造小売り向けSaaSプロダクトの立ち上げを行う。
アクセンチュア株式会社では大手メディア・総合人材企業のセールス・マーケティング領域の戦略策定や業務改革、SFA・MAツール等の導入及び活用支援業務に従事。
株式会社Paykeに再入社し約10億円の資金調達を行いビジネスサイドを管掌した後、Strh株式会社を設立し代表取締役に就任。
▼保有資格
Salesforce認定アドミニストレーター
Salesforce認定Pardotスペシャリスト
Salesforce認定Pardotコンサルタント
Salesforce認定Sales Cloudコンサルタント